平成30年4月に介護保険法が改正され、新しく「介護医療院」という施設が創設されました。
当院では従来型の介護療養型施設(3~6病棟)に対し、「長期療養のための医療」と「日常生活で必要な介護や機能訓練」の2つのサービスを提供しながら、パーテーションや家具の配置を工夫することでプライバシーに配慮した住まいとしての生活環境をより重視した施設として転換を図りました。
介護医療院とは
長期的な医療と介護のニーズを併せ持つ要介護者を対象とし、「日常的な医学管理」や「看取りやターミナルケア」等の医療機能と「生活施設」としての機能とを兼ね備えた介護保険施設です。
療養室はプライバシーに配慮したパーテーションを新たに設置いたしました。
療養棟紹介
療養棟3
安心できる環境と人との交流の中、日常の生活動作を低下させないケアに努めています。
中庭からの日差しが差し込む廊下に面して、開放的な空間が広がる3 病棟。50 床を有するゆったりとした病棟では、患者さまの半数以上が食堂や病室で経口摂取を実施。最後まで食事は口から食べたいという希望に沿うべく、食後の口腔ケアや食事の形態など、誤嚥性肺炎の予防策を日常的に行なうなど、緊急時対応の定期トレーニングにも取り組んでいます。
療養棟4
心穏やかに、そして元気を取り戻していただけるように。
明るい声が響く、活気ある病棟を目指しています。
4病棟は90歳以上の超高齢の方が約6割を占めています。病状の急変のほか、認知症による転倒・転落・異食などの発生とも隣り合わせる中、常に危険防止に留意しながらの手厚い対応を心がけています。また、患者さまへよい刺激となるように病棟レクレーションを週2 回行うなど、ナース・ケアワーカーが一丸となって患者さまに寄り添ったケアの提供に努めています。
療養棟5
尊厳を守った、穏やかな時間を過ごしていただけるように。
心を尽くした看介護サービスに努めています。
重度の認知症にも対応した、病床数58 床の介護病棟です。日常生活の充実と穏やかに過ごせる環境づくりを目指し、日中はDルーム(食堂)での見守りやレクリエーション活動、夜間就寝時には折防止マット・センサーマット設置などに取り組んでいます。離棟・離院や病室・病棟内の活動による事故防止にも努めており、ドアやエレベーター、ベランダ等の施錠対策を実施。ターミナルケアにも配慮し、患者さま一人ひとりに合ったケアプランづくりにも取り組んでいます。
療養棟6
安心できる安全な環境で、楽しく快適な入院生活を。
看護師と介護士が協力し、一人ひとりに合ったケアを行います。
6病棟は58床を有する介護療養型の病棟です。慢性疾患及び高齢で介護を要する患者さまのケアを行っていますが、認知症の方も多く、安心した毎日を過ごしていただけるように、敬意と尊厳を大切にしたアットホームな雰囲気づくりを心掛けています。また、一人ひとりに合わせたケアやレクリエーション活動、季節を感じさせる工夫などを通じて快適な入院生活を送っていただけるように、看護師・介護士の連携そして患者さま・ご家族とコミュニケーションを深めることを大切にしています。
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