診療技術部
⾼度な医療機器の充実はもちろん、各専門分野で技術と知識を最⼤限に発揮し、
患者様に安⼼で、良質な医療を提供できるよう、⽇々研鑽に努めております。
診療技術部は薬剤科・放射線科・栄養科・リハビリ科・地域連携室の5 部署で構成された組織で、薬剤師・理学療法⼠・作業療法⼠・⾔語聴覚⼠・診療放射線技師・管理栄養⼠等の国家資格者を有した職員が所属しています。
薬剤科
より安心できる薬物治療を提供するために
薬の専門家として患者さまの治療や安全に関わることでみなさまをサポートします。
調剤、薬の管理、薬の説明、服薬支援はもちろんのこと、医師との協働、チーム医療の推進、薬学的ケア、医薬品情報の提供など、薬をとおして、患者様により安心して医療を受けられるように、責任をもって仕事をしています。
また、当院で薬を取り扱うすべての職員のために、安全使用についての研修や、安全使用のための業務に関する手順書「医薬品業務手順書」の作成、手順書に基づく業務実施の確認など、スタッフが安心して薬を使用してもらえるような環境づくりにも取り組んでいます。
おくすりに関して疑問がありましたら、何でもお尋ねください。
※当院では簡易懸濁法を採用しています。
放射線科
無理のない撮影姿勢と時間短縮、安全性の向上に配慮
病院内ネットワークを通じ、診療と毎日の生活をサポートします。
患者さまの不安や負担を少しでも抑えることができるように、撮影時間の短縮、医療被爆の低減等に取り組みつつ、通常の撮影からポータブル撮影、CT 撮影までを行っています。またPACS(医用画像情報管理システム)も完備し、画像データを直ちに外来や各病棟へ配信。撮影された画像を必要な場所で必要な時に表示および確認できることにより、医師の画像診療の効率化・迅速化や外来・病棟の業務にも大きく貢献しています。
栄養科
患者さまや利用者さまの栄養状態や嚥下の状態等に合わせて
安全で美味しい食事、信頼と安心を与えられるサービスを提供
管理栄養士が患者さま一人ひとりに合った栄養管理を行い、食事場面の観察、栄養ケアの記録、計画書作成、カンファレンスの参加、食事内容の提案など、細やかに対応。患者さまのニーズに合った食事形態を考え、少しでも⻑く、⼝から食べられるような食事の提供に努めています。また、退院前・外来における栄養指導や、地域の方や通所リハビリ・デイサービス利用者さまに向けた健康教室を開くほか、訪問看護利用者への栄養補助食品等の利用についての相談も受けています。
リハビリ科
一人ひとりが生きがいを持って、充実した毎日を過ごせるように
「スマイルリハビリ!」をモットーに、心のケアに明るく楽しく取り組みます。
理学療法士によるリハビリテーション
病気、寝たきりなどになられた患者様に対して、身体面だけでなく、精神的にも配慮しながら、日常生活動作能力維持、向上を図っています。治療体操やリハビリ機器を用いた運動機能の回復及び維持を目的とした治療法で、個人個人の治療プログラムに従い、毎日の生活の中で理学療法士の指導のもと、体力回復のためのリハビリテーションを行います。
作業療法士によるリハビリテーション
お一人お一人が豊かに生きる為の生活の実現を目的とし、生きがい作りのお手伝いをしています。身体又は精神に障害のある方々に対して、手工芸、調理など適度な作業や音楽、軽運動、生活に必要な動作訓練など、各々の患者様に合わせたプログラムを行っています。
言語聴覚士によるリハビリテーション
様々な疾患により、コミュニケーションに障害のある患者様に対して心理的サポートを含め、言語療法を行っています。また、食べる事に障害(嚥下障害)のある患者様に対して嚥下訓練を行っています。コミュニケーションや嚥下に障害のある患者様に対し、言語療法、嚥下訓練を行います。
院内レクリエーション~ゲームやレクリエーションによるリハビリテーション
入院生活の楽しみの一つとしていただく為、各病棟スタッフと共に色々なゲーム、お一人お一人にあった工作等のレクリエーションを提供させて頂いています。また、脳や、身体の機能低下を防ぎ、入院生活の中で、“喜び”を感じて頂ける様に取り組んでいます。
物理療法
物理療法とは,患者様の痛みを軽減及び緩和する目的で様々な治療機器を用い個々に適した治療を行うものであり,当院においては入院患者様・外来患者様を対象に、それぞれのニ-ズに適した治療(温熱療法・低周波療法・牽引療法)等を実施しております。また鍼灸マッサ-ジ師によるマッサ-ジ治療を医師の診断・指示の元行っております。
地域レクリエーション
楽しみながら、身体・脳の機能低下防止・向上が出来るようなゲーム・体操等を提供させて頂いています。予防介護、認知症の予防に老人会等にて一役買っています。これらの取り組みを通じて、私たち水城病院リハビリ科一同はさらに地域に愛されるリハビリテーション科を目指しています。
看護部紹介
地域に根差し、皆さまから慕われ、信頼される病院施設となるように
安全で安心できる質の高い療養環境づくりに力を入れています
看護部の理念
人としての尊厳を大切にし、個々のケアプランにのっといて、心のこもった看・介護サービスを提供します。
看護部方針
- 悠水会の職員としての誇りを持って臨み、満足して戴けるサービスを提供します
- 安全で安心できる療養生活を目指します
- 温かく、思いやりの心を持って接します
- 働きやすい土壌で、共に支え合い、共に成長します
看護部目標(H31年度)
- 病棟・療養棟運営を円滑に図り、良質な医療・介護を提供する
- 介護医療院のサービスの充実に向けて、体制を構築する
- 療養者の尊厳を尊重した認知症ケアを提供する
- 療養者に寄り添ったターミナルケアの取り組みを充実させる
- スタッフ教育
- 四季を楽しく環境つくり 行事・日々のレクリエーションを充実させる
- 地域に貢献する
医療療養病棟
(1病棟36床、2A・2B病棟各38床、計112床)
急性期病院から退院した後、自宅での療養が困難で引き続き治療が必要な患者様や介護保険をお持ちでない方の一時的な療養や、介護医療院で状態悪化した利用者様を受け入れる病棟です。
高カロリー輸液患者の管理や治療、また、気管切開・褥瘡・肺炎・パーキンソン病等の特定疾患の患者様の長期療養に加え、患者様のリハビリ・ADL(日常生活動作)機能維持・回復への支援計画など、在宅サービス、ケアマネージャーと連携して在宅支援を行っています。
急速に進む高齢化社会における認知症の増加に伴い、認知症のケアや、終末期を迎えられる患者様・ご家族様に満足戴けるように、各病棟とも看取り看護の充実に向け取り組んでいます。
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水城病院 介護医療院
平成30年4月に介護保険法が改正され、新しく「介護医療院」という施設が創設されました。
当院では従来型の介護療養施設(3~6病棟)を平成30年11月に全て介護医療院に転換致しました。当施設は長期的な医療と介護のニーズを併せ持つ要介護者を対象とし、「日常的な医学管理」や「看取りやターミナルケア」等の医療機能と「生活施設」としての機能を兼ね備えた介護保険施設です。
施設とは言いつつも、医学的管理が必要な利用者様が多い現状であり、担当の医師や他の職種と連携を図って、利用者様に安心して過ごして頂けるように努めております。
今後、ひとりでも多くの方に、「水城に来て良かった。」と言って頂けるように努力を重ね、地域に根ざした施設として、少しずつでも進んで参ります。
療養室はプライバシーに配慮したパーテーションを新たに設置いたしました。
ケアマネージャー
主任介護支援専門員をはじめ、各病棟に担当介護支援専門員(以下:ケアマネ)を配置しており、利用者様の状況に応じて、「施設サービス計画書」を作成します。
入院時からの関わりを徹底し、「顔の見える関係作り」を大切にして、利用者様のお役に立てる相談窓口を目指しています。
また、住み慣れた地域で自分らしい生活を送ることができるように、利用者様やそのご家族の意向に沿った支援を心がけ、より良いサービスを提供できるよう工夫を取り入れています。
療養棟3~6
(療養棟3:50床、療養棟4~6各58床、計224床)
各療養棟では、安心できる環境で、日常生活の充実とレクリエーション活動等、日々の楽しみも取り入れ、受け持ち担当者を中心に、入所から一貫して個々人に合ったサービスの提供に務めています。また、尊厳を守り、心穏やかな時間を過ごして頂けるよう、ターミナル期(終末期)の利用者様にも寄り添ったケアを提供しています。
特に、療養棟4・5は重度の認知症の利用者様に対応しており、転倒・転落等の危険防止に留意しながら手厚い対応を心がけています。
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